iRify国際特許事務所に新しい仲間が—ようこそ! 河合光一弁理士
芽吹き花開く春。新しい年度を迎えて、iRify国際特許事務所に新しい仲間・河合光一弁理士が加わった。iRify国際特許事務所では、おかげさまでお客様からの商標登録に関するご依頼件数が、この3月末で1万件を超えた。そして今回、その案件数増大に伴って、商標チームに新たな仲間を迎えることになった。
フルマラソンを3時間台で走りきる健脚の持ち主・河合弁理士。商標チームに新しいメンバーが加わり、加藤所長弁理士もほくほく顔だ。
2012/4/2 【iRify広報】
iRify国際特許事務所・商標チームのニューフェイス
河合弁理士にインタビュー
ごきげんよう。iRify国際特許事務所・編集長の浅見杳太郎です。
今回は、この4月からiRify国際特許事務所に加わった、新しい仲間をインタビュー形式でご紹介させていただきます。
フルマラソンを走破する河合弁理士です。
赤坂駅近くのあるお食事処(居酒屋さんのランチです)にてインタビュー。
お昼ごはんをご一緒しがてらのインタビューでしたので、居酒屋とはいえ、お酒は入っておりません、念のため。1000円でしゃぶしゃぶ定食が食べられるお得なメニューをオーダーし、一緒のお鍋を囲んで、豚肉を湯がきながら、楽しくお話を伺いました。
弁理士資格&MBA取得!心強い、2つの専門性を活かします!
—それでは、さっそく河合弁理士にお話を伺っていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
「よろしくお願いします」
—では、順を追って……まず、大学時代のお話ですけど、何学部だったんですか?
「法学部です」
—弁理士って言うと理系っぽいイメージがありますけど。
「そうですね、実際に7、8割が理系ですね。特許はどうしても技術的なものを扱いますから。今回、iRify国際特許事務所では商標を担当させてもらいますが、特許だと理系の知識はどうしても必要になってきます。もちろん文系の方で特許をやる方もいますけど、苦労しますよね。だから弁理士やりながら、夜間の理系の大学に通っている方って多いんですよ」
—なるほど、みなさん努力してますね。ちなみに、大学を卒業してからは?
「いったん働きに出ました。それからMBAを取得するために退職して、2年間、大学院に通ったんです」
—それは覚悟が要ったんじゃないですか?
「いやあ、周りには大反対されましたよ(笑)」
—大学出てから就いたお仕事というのは、どういった?
「LECです。弁護士とか国家公務員だとかを目指すための社会人向けの資格学校ですね。そこで働いている間に、なんとか弁理士試験に合格することができまして」
—在職中に! すごいですねえ。大変だったんじゃないですか、お仕事しながらなんて。
そのLECでは、どういう仕事をしていたんですか?
「主に教材を作っていましたね、弁理士試験向けの。だから、半分は勉強になっていたんです」
—なるほど。ちなみにMBA(経営学修士)を取得されているって聞いたんですが、取ろうと思った理由っていうのは何かあったんですか?
弁理士さんの資格があれば十分のような気がしちゃうんですけど。弁理士さんでMBAを取っている方って多いものなんでしょうか?
「あまり聞かないですね。MOTっていう技術系の経営学修士課程もあって、特許を専門にやられている方はMOTを取る場合が多いです。MBAを取る人はまれかもしれませんね。でも、今、弁理士もずいぶん数が増えていて、差別化のためというか、ビジネスの一般的知識もあったほうが、よりお客様の立場で考えられるかなと思ったんです。MBAっていうのは、経営戦略やマーケティング、会計など会社全般に関わることを学べますから」
—なるほど、そうなると、弁理士さんという知財的なスペシャリストとしての利き腕を持ちながら、経営コンサル的な視点からのアドバイスもできてしまうというわけですね。
「はは、まだまだです。そうできたらいいなという感じなんですけどね(笑)」
走れる弁理士!42.195キロを3時間台で走っちゃいます!
—話変わって、ご趣味のほうは?
「マラソンをやってます。初めてまだ1年ちょっとくらいなんですけどね。30を越えて体力の衰えを感じたもので(笑)」
—え、マラソン? フルマラソンですか?
「ええ。今までにハーフを4回、フルを2回走りました。また近く、フルを走るんですよ。霞ヶ浦マラソンという、ちょっと大きいマラソン大会なんですけど」
—霞ヶ浦っていうと、茨城県の土浦ですか?レンコンの名産地の?
「そうですそうです(笑)。川内さんも招待選手で出るそうですよ。あの“公務員ランナー”の川内優輝さん。参加人数は1万人を超える規模で、かなり大きな大会です」
—あんな有名ランナーと走れるなんていいですねえ。ちなみにベストは……。
「3時間27分です。走り始めた時、タレントの安田美沙子さんを越せたらいいなあくらいに思ってたんですよ。タイムにして3時間40分くらいですか」
—それをもう抜いちゃったんですね。初レースでですか?
「はい、幸いにも。去年の11月下旬のつくばマラソンが初めてのフルマラソンでした。今の目標は、芸能人の長谷川理恵さんの記録かな。タイムは3時間15分で、女性芸能人の歴代記録No.1なんですよ」
—速い!ちなみにトレーニングってどうしているんですか?
「仕事帰りに皇居の周りとか、休みの日だと、わたし千葉県なんで、利根川の土手がわりと近いんですよ。いいランニングコースです。あと、2、3か月に1回くらいの割合で友だちとどこか遠くに走りに行ったりもしますね。走り好きのコミュニティは自然と拡がっていきましたね」
—やっぱり栄養管理などは気を使いますか。
「少し走れるようになってくると、やっぱり気を使うようにはなりましたね。翌日の仕事に疲れを残すとまずいんで(笑)。具体的にはプロテインを飲むようにしました。ウイダー(森永製菓)とかザバス(明治製菓)などが有名でしょうか。あれ飲んでおくと、次の日、楽なんですよね。走り始めて、体調もいいですよ」
—そうなんですか。では、働いて疲れている人たちに向けて、ランニングのススメ、なんて一言もらえませんか(笑)。
「そうですね(笑)。最初は歩くことからでもいいと思うんです。誰と競うというわけでもないですし。楽しいな、気持ちがいいなと思える程度の運動量から始めることですよね。走りたいと思う時にだけ、走ればいいんですから」
マラソンって“経営”にも通じると思うんです
「マラソンなんですけどね、けっこう経営者で走っている方って多いんです」
—へえ、それは何でなんでしょうね?
「どこか似ているんですね、マラソンと経営って。仕事と同じで、期限・締め日(大会当日の日にちですね)が決まっていて、今の自分の体力や状況を踏まえて、割ける時間があるわけですね。そして、そこまでにどういった練習をこなし、体調管理を行ってきて、どう当日を迎えるかという話なので、まさに経営管理に似ているんですね。そういったレース当日までの長期的な計画に加えて、レース当日の短期計画もそうです。10キロのラップタイムが何分だったから、次の10キロはこれくらいのタイムで走って、最終的にはこれくらいのタイムで上がろう、だとか」
—なるほど〜。河合さんのやってらっしゃることには、すごく一貫性を感じます。弁理士の資格を持ち、MBAを取得した豊富な経営学の知識があり、マラソンを走りきる計画性と克己心がある。う〜ん、見習いたいです。
先生って呼ばないで!—それってiRifyの風土にぴったりです
—さて今さらなんですけど、iRify国際特許事務所のトビラを叩いたのは、どこかでiRifyに魅力を感じてくれたからなんですよね?そのへんのお話、ぜひ伺いたいです。
「そうですね。わたし、iRifyに入所する前に、1年ほど新宿にある特許事務所でお世話になっていたことがあるんです。そこは、わりと規模的には大きな事務所だったのですが、かっちっと仕事のスキームが決められていました。もちろん、そこにはいい点もありますが、一方で、案件ごとにじっくり向き合うコンサル的なご提案はしにくかったりするんですね。でも、iRifyだと、商標登録の相談を受けながら、じゃあ登録させるためにはこうしましょうっていう、きめ細かな提案もできていますよね。お客さんの中には商標自体をよく知らないっている方もいらっしゃるんで、丁寧にお話しできる環境というのはいいなあと思いますね。それに、iRifyでは多くの案件に触れられますよね。お問い合わせ数もすごい数ですし、その数をこなしながら、忙しさで険悪なムードにならずに、楽しくやれているというのは、本当にすごいことだと思います」
—そうですね。心にゆとりを持ちながら、みんないい意味で対等で、ほのぼのやってます。所長弁理士の加藤さんなんて、『ぼく、先生って呼ばれるの嫌いだから』って(笑)。
「そう、そこがいいんですよね。わたしも、他の弁理士さんのことを先生って呼ぶのはいいんですけど、自分が呼ばれるのは苦手で(笑)。iRifyはそういうところで垣根を作らなくて、いいですね。
—あはは、ぼくも、いまだかつて呼んだことありません(笑)。
「ははは。でも、そういう雰囲気がすごくいいですよね。みなさん、一緒の仲間っていう。商標登録できたって、みんなでワーワーやってますからね。それに、情報が共有されているところもいいですよね。一人ひとりで仕事が閉じられてないので、成功事例も失敗事例も共有できます。商標調査の勉強になるんですね。iRifyは、来た案件分だけ情報が共有できているので、そこが強みですよね」
—しかし、こうしてお話してきて、河合さんってまさにiRify好みの弁理士さんですよね。弁理士さんとしての知財の専門知識はもちろん、コンサル的な知識もあって、マラソン走れる根性もある。極め付けは、「先生とは呼ばせません!」ってね(笑)。
「ははは。呼ばせませんよ〜」
—そういうノリで、どんどんクロージングしてきてください(笑)。今日はどうもありがとうございました!
編集長・浅見杳太郎、頓首。